第33回日本脊椎インストゥルメンテーション学会(The 33rd Annual Meeting of the Japanese Spinal Instrumentation Society) 第33回日本脊椎インストゥルメンテーション学会(The 33rd Annual Meeting of the Japanese Spinal Instrumentation Society)

会長挨拶

会長

第33回日本脊椎インストゥルメンテーション学会
会長 伊東 学
国立病院機構北海道医療センター 院長

第33回日本脊椎インストゥルメンテーション学会を、2024年9月20日(金)~21日(土)にグランドメルキュール札幌大通公園(旧ロイトン札幌 2024年4月1日よりリブランドオープン)で開催いたします。会場は札幌駅や大通公園からも近い、大変交通の便が良い場所にあります。2020年から新型コロナで多くの学会がオンラインやハイブリッド開催となりましたが、昨年の32回本学会が完全オンサイトで開催され、大変多くの皆様が会場で熱い議論を交わしているのを拝見し、第33回の本学会も完全オンサイトでの開催で実施させていただきたいと存じます。

本学会のテーマは、「連携・融合が拓く次世代脊柱再建」といたしました。2025年から始まるSpine Week Japanの1年前であり、2024年は日本脊椎インストゥルメンテーション学会が単独で学術集会を開催する最後の年となります。新しい学会の在り方を模索する中、脊椎インストゥルメンテーション手術に関連する国内学会で、Spine Week Japanで連携する日本側彎症学会、日本成人脊柱変形学会、最小侵襲脊椎治療学会、日本脊椎前方側方進入手術学会の皆様と脊椎インストゥルメンテーション手術について、一緒に学び、議論する場として本学術集会をさらにパワーアップし、多くの脊椎外科医の情報交換の場として活用していただけないかと思いテーマといたしました。それぞれの学会の皆様には、シンポジウムの企画などでご協力をいただいております。このような連携・融合を通し、本学会がSpine Week Japanの前哨戦と言えるものになればと期待しております。

Kumu Cloward Lectureには、松山幸弘 先生(浜松医科大学整形外科学教授)にお願いしております。松山先生は、日本脊椎脊髄病学会の前理事長として、Spine Week Japanの設立の中心的役割を果たしておられます。また、困難な脊椎脊髄手術をより安全に行うことをライフワークとして日本の脊椎脊髄外科を牽引されておられます。また、文化講演として、白井一幸 氏(元プロ野球選手、WBC侍ジャパンヘッドコーチ(2023))をお招きいたしました。皆様の記憶に新しいWBC2023(World Baseball Classic)での侍ジャパンの優勝、個性豊かな侍を世界一に導いた選手へのコーチング、チームビルディングの在り方は、異なる分野にも大きな反響を呼んでおります。我々の脊椎外科領域にも通じる多くのことを教えていただけると楽しみにしております。また、各学会が企画されるシンポジウムやビデオシンポジウム、ハンズオンセミナー、一般演題、ポスター演題、最優秀候補演題セッションなども企画しております。

9月中旬の札幌は、観光シーズンとしても最高の季節となります。会場に近接する大通公園では、北海道全域の海の幸、山の幸、種々のお酒が集まる秋の収穫祭“さっぽろオータムフェスト”が開催されています。学会の翌日からは2連休です。学会のみでなく、ご家族とご一緒の秋真っただ中の札幌をご堪能いただけければ幸いです。

皆様のご参加をお待ちしております。